
将来は俳優になりたいけど、どうしたらいいんだろう?



就職したけど「俳優になりたい」夢が諦められない。



専門学校の選び方がわからない
専門学校は入学すると数十万円以上のお金がかかります。
そのため学校選びに迷いがある状態での決断は、時間・金銭的なリスクが大きいことも。



私は金銭面から専門学校を諦めました…!



自分だけで演技力を磨くことってできる?
結論、できる部分もたくさんあります。
基本は人と協力して作品をつくるため、ペアワークなど必要な部分ももちろんあります。
ですが身体表現や演技を見る目を養ったり、専門用語や脚本の読み解き方などの知識を学ぶ事は一人でもできる部分だと思います。
今回は
- 全体でも5万円以内でできること
- 専門学校にいく方法以外で演技を学ぶ
- 俳優の基礎力を少しでも磨くためにやること
この3つのポイントに厳選してまとめました。
本記事では現役で5年以上活動している私が、演技未経験から演技力を磨く方法をご紹介します。
この記事を書いた人


- 現役の舞台俳優(活動歴:5年以上)
- 専門学校なしで未経験から演劇活動を開始
- 商業・小劇場の舞台作品の出演経験あり
演技経験ゼロから俳優を目指すためにできる6つ
演技経験ゼロから俳優を目指すためにできることは次の9つです。



気になるものをタップ!
1. 演技本を読む


「演技」は、感性と身体が基本になります。
演技を始めたばかりの頃は「脚本と似た、過去の経験を思い出して演じる」人もいるのではないでしょうか。
ですが詐欺師や殺人犯など、”普通の人生”では経験できない役と遭遇することももちろんあります。
また国が違えば、体の使い方も変わります。



日本生まれ日本育ちの人が、洋画のシーンを真似してみると違和感を感じることありませんか?あの正体はこれです。
そのため、未経験から演技を始めるには、まず「演技をする」ために何が必要なのか、大まかな全体図をつかむのが大切です。
演技を助けてくれる本は、大きく5種類に分かれます。
演技本を読むおすすめのタイミングは「わからない」に出会ったときです。
いろんな本を手に取って、必要なヒントをつかんでください。
おすすめ本1. 演技全体に関する本
演技未経験・初心者の人なら、まずはこういった入門者向けの書籍がおすすめです。



私も最初こういった本から演技の基本をつかんでいきました
初心者の人におすすめの書籍は以下の2冊です。
「演技をはじめる人のためのハンドブック」は、演技初心者の人に向けて、演じる時の心構えや役作りなどをやさしく教えてくれる1冊です。
前半ではすぐにできる簡単なワークを交えて、この本で「演技をする」ことを体験できる設計になっています。
また後半では実際にどうお芝居の仕事をつかんでいくのか、本格的な部分も解説されています。



私が演劇を始めたころにほしかった1冊でした…!


「演技と演出のレッスン」は、演技って何をするものかなどを、「スタニスラフスキー・システム」をベースにわかりやすく解説してくれる1冊です。
私も演劇を始めたばかりの頃に買って、メモ書きをしながら何度も読み込んでいました。
きっとどこかで聞く「スタニスラフスキー・システム」のエッセンスも学べる一冊です。


おすすめ本2. メソッド関係
演技には様々なアプローチ方法があります。
私が学んだ部分でも、感情・身体・相手との掛け合い・自分と役との共通点を見つけるなど、さまざまな方法がありました。
こういったアプローチ方法は「メソッド」と呼ばれ、それぞれ1つのシステム(体系)として整理されて、いろんな先生が教えています。
ですが人から学ぶには、自分に合う先生を見つけて、そこから教わるのが一番です。
演技初心者のうちは「自分に合う先生の探し方」の基準がわからないため、最初のうちはメソッドについて演技本で学びながら、実際にいろんなワークショップに通って、自分似合う先生を探していくのがベストです。
今回は代表的なメソッドは以下の4つです。
- スタニスラフスキー
- サンフォードマイズナー
- マイケル・チェーホフ
- イヴァナ・チャバック
気になるものから触れてみてください。



中でも「スタニスラフスキー」は多くの俳優が知っているメソッド。
でも私は未だに正しく言えません…笑
おすすめ本3. 戯曲読解
現代劇の多くには「戯曲(台本)」がある作品がほとんど。
そのためお芝居の前に、まず戯曲を読み解く必要があります。



戯曲を読むって何をするの?
戯曲を読む(戯曲読解)は、物語の事実や材料を集め、そこから役が何を持って行動しているのかなどをつかむ工程のことです。
- 物語に書かれている事実
- 役がどんな背景・行動の目的を持っているのか
- 物語の流れ
など
物語の情報を戯曲の中から拾い集めて、自分の中に落とし込み、自分と役をつないでいきます。
でも戯曲は他人が書いた言葉が本になったもの。
普段の自分なら使わない表現や、歴史物など想像がしづらい時代を舞台にした作品に出会ったとき、どう読み込めばいいか悩むこともあります。
学校の国語や現代文と違って、自分で問題を設定し、その答えを探さないといけません。
ちなみに私が演技を始めたころは、読み解き方を知らなかったため、とりあえずセリフを覚えてしゃべるだけでした。



今思えばもっと早いうちに「読み解き方」は学んでおきたかったです
いろんな演技本を読んでいく中で、戯曲読解に一番おすすめの本は「俳優の悩みを全て解決するたった1つの演技レッスン」です。


スタニフラスキーシステムをベースに、
- 役をどこまで調べたらいいのか
- 役の目的ってどう探すの?
こういった戯曲読解・演技など、多くの俳優がぶつかる悩みをわかりやすく解説しています。



この本はKindle unlimitedの対象です。
今なら30日間無料で利用できるので、ぜひ読んでみてください。
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おすすめ本4. 映像演技
演技といっても、舞台でやるお芝居と、カメラの前でやるお芝居では表現方法が違います。
例えば映画やドラマは、カメラで見て欲しいところを大きく移したり、さまざまなアングルからの様子を見ることができます。
一方で舞台は舞台上に立っている人の全身を見れます。
そのため舞台と映像で、声量や体の動かし方、意識の向け方などが大きく違います。
カメラ前でのお芝居についても学んでおくと、映画やドラマなど映像演技の現場にいくときに役立ちます。


おすすめ本5. メンタルケア
俳優は「感情を動かして、表現をする人」のことです。
演技を学ぶと同時に、「自分の心を守る術」を学ぶことも重要です。
特に初心者は人前・カメラの前での演技をするときに、緊張しやすいもの。
まずは緊張とうまく付き合う方法から学んでいくのがおすすめです。


2. 小説・戯曲を読む


演技は技術を学ぶだけでなく、感性を磨くことも大切です。
すごい俳優になるほど、忙しくても読書をしている人がほとんど。
また「かめも」「ワーニャ伯父さん」など、俳優の一般常識となっている戯曲もあります。
お芝居をするなら、有名な戯曲や小説は読んでおきたいところです。
3. 自主練で演技基礎力を鍛える


駆け出しの頃はレッスンに使えるお金はわずか。
日常生活で、できるだけお金をかけずに演技力を鍛えられたら、節約にもなるしお得ですよね。
視点を変えてみると、日常でもできる演技トレーニングって意外とあります。
4. 名作に触れて演技の目と感性を鍛える





なんで名作も見ないとだめなの
俳優を目指す上で欠かせないのは「お芝居を見る目」「感性」の2つです。
「名作」と呼ばれる作品は、多くの人に愛される・時代を越えられる普遍性のほか、優れた脚本や繊細な演技、演出などのエッセンスが詰まっています。
名作に触れることで、演技の幅が広がり、表現力も磨かれます。
また普遍的な人間の感情や生き方を学ぶきっかけにもなり、俳優としての感性が豊かになります。
まずは気になる作品を1つ見るところからでいいです。
積極的に名作映画を見る習慣を作ってみてください!
5. 柔軟トレーニングをする


演技の基本のひとつに身体もあります。
表現するには柔軟性のある身体が欠かせません。
まずは開脚や簡単な筋トレから始めてみましょう。
6. 観察と言語化をする


役作りや作品作りの大きな助けになるのが「観察力」「感じたものを言葉にする力」の2つです。
この2つがあることで、自分にはないものを吸収したり、納得のいかない部分を相談・調整できます。またこういった積み重ねがより良い作品作りにも繋がります。
こういった力を鍛えるには「読書」「日記(ジャーナリング)」が有効です。
7. 標準語を話せるようにする


作品の多くは「標準語で話す」ことを想定して作られています。
地方出身の人の多くは何かしらの方言を持っています。私も関西出身なので、標準語を学ぶのに最初はかなり苦労しました。
そのため俳優を目指すなら、その時点から「自分の中に標準語の音の基準」は作っておくのがベストです。
以下の記事で、私が独学で標準語を学んだ時にやっていたことをお届けしています。
8. 想像力を鍛える


俳優の想像力とは、台本(脚本・戯曲)の役や状況を自分が実感を持って感じられるほど具体的に想像する力のことです。
台本の文字を通して、その場を実感が持てるくらいに想像できると、いろんなアイディアも出やすくなり、演技の幅と深さが広がります。
9. 専門用語を調べる


舞台や映像制作の現場に行くと、さまざまな指示出しが専門用語を使って行われます。
また現場は「作品を作る場所」のため、わからない言葉を毎回確認していると、作品作りの進行が遅れてしまう可能性も。
そのためできるだけ事前に調べておける専門用語は調べて、「わかる!」言葉を増やしておきましょう。
まとめ|演技には心と体と感性を鍛えるところから!一人でもできる方法はたくさんある
本記事では5年以上現役の舞台俳優として活動した経験をもとに、演技未経験の人が一人でもできる演技力の鍛え方についてご紹介しました。
この記事が少しでも役に立てばうれしいです!
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