お芝居をはじめたばかりの頃に悩むのが…

お芝居ってどうやって学んだらいいの?
ということ。
現場で先輩たちを必死に観察して「良い」と思っても、「何が良いのか、具体的な部分が分からない」ことがほとんど…。
「分からない」を解消するために、演劇・演技(演技論)の本を読むようになりました。
自分なりに読んでいく中で、少しずつ演技をする・見る時の視点も鋭くなりました。
なので学校やワークショップだけでなく、自分で書籍を読んで学ぶことも大事だと考えています。



でも演技本ってめちゃくちゃ多い!
ただでさえバイトや家事・レッスンがあるのに、すべての演劇書を読むなんて無理です。
そこで本記事では演劇本を50冊以上読んできた私が、ジャンル別におすすめの演劇・演技専門書籍22冊ご紹介します。
舞台・映像の活動のジャンルは関係なく、すべての俳優さんにお届けしたいものばかりです。
気になる本を1冊見つけて読んでみてください!
この記事を書いた人


- 20作品以上の舞台に出演している現役の舞台俳優
- 商業・小劇場の出演経験あり
- 未経験・会社員から演劇活動を開始
- 今は活動しながら、独学やワークショップで演劇を勉強中
- 演技初心者におすすめの演技本を知りたい方
- 学校や養成所以外にも演技を学ぶ方法を探している人
- 海外の演技メソッドを知りたい方
- 名俳優が考えていることを知りたい人
現役舞台俳優が選ぶ「演技初心者向け」おすすめ本22選
1. 演技の基礎を学ぶならおすすめ演技入門書5選
2. 脚本読解・役を生きる・海外のメソッド演技を学ぶおすすめの演技専門書5選
3. 日々の演技練習やオーディションに役立つおすすめ書籍4選
4. 演技の引き出しを増やす・メイク技術を学ぶおすすめ書籍3選
5. 論理的な思考力を鍛えるおすすめの書籍2選
6. 歴代の名俳優たちの俳優論を学べるおすすめ書籍3選
演技って何?演技の基礎を学ぶならおすすめ演技入門書5選
演技基礎を学ぶうえで、いまなら知っておきたいと思う知識や、初めての現場で不安にならないために知っておきたい知識が詰まった4冊をご紹介!
演技の基礎を学べるおすすめ演技入門書5選
演技をはじめる人のためのハンドブック


「演技をはじめる人のためのハンドブック」は演技をはじめたばかりの超初心者が「演技の全体図」をつかむのにおすすめの1冊です。
この本で学べる内容は主に以下の4つです。
- 演技は何をするもの?
- 演技を練習するには?
- 脚本(台本)はどう読み解くの?
- オーディションの準備方法は?
この本の大きな特徴は、演技の基礎の入り口から、オーディションといった本番まで、1冊完結でわかりやすく解説している点です。
俳優の悩みを全て解決するたった1つの演技レッスン 理論編


「俳優の悩みを全て解決するたった1つの演技レッスン」は、演技をする時の意識の向け方や戯曲(台本)をしっかり読み解くための基本的な考え方を学べる1冊です。
演技をはじめて間もないときは、人前での演技に緊張したり、想像力をどう使えばいいのかなど、多くの悩み・わからないことに出会います。
私は戯曲(台本)の読み解き方を教わることなく時間が過ぎてしまい、途方に暮れていた時にこの本を読みました。
ですがこの本の中で「役の目的」の考え方を学んで、戯曲(台本)を読み解くときの解像度がぐっと上がりました。
この本で学べるのは、以下の内容です。
- 物語の世界を信じながら演技をするには?
- 演技中の自意識との付き合い方
- 脚本(台本)の「役の目的」の読み解き方って?
- 俳優に必要な集中力や意識の向け方
この本の著者・田中 徹さんは、7年間スタニスラフスキーシステムを学び、これまで15,000人以上の俳優を演技指導された方です。
そのためスタニスラフスキーシステムをベースにした演技の考え方を学ぶことができます。
“役を生きる”演技レッスン


「“役を生きる”演技レッスン」は、俳優を目指すなら学ぶべきこと、鍛えるべき必要な力を教えてくれる1冊です。
「どんな俳優になりたい?」と聞かれると、役を生きられる人になりたい!と答える方もいるのでは?
ですが、役を生きるにはどうしたらいいのか、分かりづらいものです。
この本では、役を生きる俳優になるための、
- 自分を知る
- 役を生きるための演技術
- 役に生命をもたらす役作り
の3つのチャプターに分けて、分かりやすく解説。
まさに役を生きる俳優になるための全体地図がまとまった1冊です。
演技と演出のレッスン





台本をもらってから、どうやって役にアプローチしたらいいの?



お芝居をみているときに何か違和感を感じるけど、原因がわからない。



演技って何をするの?
といった悩みがある人におすすめな1冊。
私も演劇を始めてすぐのころに買って、メモを書き込んだりと参考にしていました。
きっとどこかで聞く「スタニスラフスキー・システム」のエッセンスも学べる一冊です。
この本は、体の使い方を学べる「発声と身体のレッスン」と合わせて読むと、より演技に必要な知識が学べます!
俳優の教科書
「俳優の教科書」は映画24区スクールを手がける映画24区代表の三谷一夫さんが、若手の俳優に向けて書いたもの。
- 1つの映像作品の作られる工程
- 脚本の読み方
- 俳優に必要な力と磨き方
こういった3つがまとまっています。
私は脚本の読み方と映像の撮影現場を知るために読んでいました。
脚本読解・役を生きる・海外のメソッド演技を学ぶおすすめの演技専門書5選
ここでは専門的なメソッド演技やカメラ前での演技、脚本の成り立ちなど、より専門的な知識を学べる書籍をご紹介します!
脚本読解・役を生きる・海外のメソッド演技を学ぶおすすめの演技専門書5選
イヴァナ・チャバックの演技術





アメリカ式の演技論を学ぶならと買った1冊。世界広がるかも
スタニスラフスキー・システムが元になった、イヴァナ・チャバックのメソッド。
この本では、感情を掘り下げ、真実の演技を引き出すための12のステップが詰まっています。
自分自身の内面と向き合い、より深い演技を目指す俳優にとって、非常に役立つ内容となっています。
俳優の演技術





現場とかに向かう前にどんな準備をしたらいいのかわからない…!
ここで悩んでいたときに買った本がこれでした。意外と教えてくれない「現場に向かう前の準備」の話。
まず脚本とは?→役にアプローチする方法→場面ごとに役をとらえる方法→セリフや動作を考える→実際の演技といった流れで構成されています。
台本をもらってから実際の現場に向かうまでに考えておくこと・想像しておくことや、考える力・想像する力を鍛えるための日々できるトレーニング方法がまとまっているので、めちゃくちゃありがたい…!
シナリオ・センター式 物語のつくり方


「シナリオ・センター式 物語のつくり方」は、脚本を作る上で必要なポイントがギュッと詰まった1冊。
- 物語とは?
- 物語の設定の作り方
- キャラクターの作り方
- 物語の構成
- シーンごとの作り方
など、脚本の書き方を基礎から学べます。
俳優は作品がなければ、演じることができません。
自分で脚本を書ける力を身につけておけば、自分で表現の場を作れるうえ、より俳優として脚本を読み解くときの解像度をあげられます。
TRUTH [真実] 「俳優養成」と「キャラクター創造」の技術


「NEED 本当のあなたをさがす旅」の作者スーザン・バトソンのキャラクターの作り方を学べる1冊です。
心理的な部分を大切にしている作者なので、心理的な側面からキャラクターを作りたいというタイプの人にはおすすめの1冊です。
カメラの前で演じること


「カメラの前で演じること」は、映画『偶然と想像』や『ドライブ・マイ・カー』で有名な濱口竜介監督の演出論がつまった1冊。
濱口竜介さんの視点で、カメラの性質・演技の本質の考えを知れます。また、映画『ハッピーアワー』の制作過程をもとに、濱口監督の映画作りも学べます。
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日々の演技練習やオーディションに役立つおすすめ書籍4選
演技って、本当に人の数だけアプローチ方法があるといってもおかしくありません。
でもお芝居を始めたばかりの頃は、何があるのかわからないことがほとんど。
また、「どんな表現ができるのか」を知ってもらうオーディション時、意識しておきたいポイントも先に本で知っておくと、本番で実力を出しやすくなります。
日々の演技練習やオーディションに役立つおすすめ書籍4選
魂の演技レッスン22





印象に残る演技ってどう生まれるんだろう?
こんな悩みを持っていたときに買った1冊。
アメリカの女優、ステラ・アドラーが教えていた内容をまとめたものです。
めちゃくちゃパワフルなアドラーさん。
元は英語なのですが、和訳されていても、なお伝わるエネルギッシュさは本当にすごい。
賛否いろんな意見がある1冊ですが、俳優を目指すなら持ち合わせておくべき意識や、日々できるトレーニングであったり、俳優としての体の作り方などなど、学びになるポイントはたくさんあります。
演技をするためには、外の世界に目を向けなくてはならない。私はレッスン中、これから何度もそう言います。でも、その前に、まず自分自身に目を向けて姿勢を正して下さい。
(中略)
演劇を学ぶなら、やるべきことに集中しなさい。
「魂の演技レッスン22」より引用
一番はじめの章にあった文章なのですが、一気に背筋が伸びました。
ザオーディション:オーディションに勝つための秘訣





オーディション、うまくいかない…
オーディションは、「あなたはどんな俳優なのか」を相手に伝える場。
この本では、オーディションに臨む際の心構えや準備の方法、審査員を魅了する演技のコツなどが紹介されています。
実際のオーディションで成功するための具体的なアドバイスが満載で、オーディションに向けて準備を進める俳優にとって、大きな助けになるはず…!
まんが版 緊張をとる 人前編



本番とかオーディションでめちゃくちゃ緊張してしまう
「緊張しちゃダメ」って言い聞かせるのは逆効果。
しかも、緊張している心を“直接”操作できない。
じゃ、緊張を取るには?なんで緊張しちゃうの?などをわかりやすく解説!
緊張しちゃいそうな時は、全力で変顔をしたり、と、ちょっとだけ勇気が必要な、でも緊張とうまく付き合うためのエクササイズが詰まった1冊です。
NEED 本当のあなたをさがす旅



なんか人の心って複雑すぎない?
この本は「自分では気づけていない、でも心の奥底に眠っている“やりたいこと”を見つける」本です。
ですが、自分を理解するとともに、台本に書かれている他の人を理解するときにも役立つポイントがたくさん詰まっています。
俳優の体=人を演じる楽器と考えると、楽器には癖があるのか、どうやったら表現するときに生かせるのか。
俳優が持っておきたい「人の心の取扱説明書」としておすすめの1冊です。
演技の引き出しを増やす・メイク技術を学ぶおすすめ書籍3選
演技力を高めるためには、演技に関する知識や技術だけでなく、外見や表現力にも気を配る必要があります。
ここでは、演技力アップのための補助教材としておすすめの書籍を紹介します!
演技の引き出しを増やす・メイク技術を学ぶおすすめ書籍3選
世界一シンプルなナチュラルメイクの教科書





メイクとかめちゃくちゃ苦手…というあなたにぜひ!
メイクをするにはするのですが、自分の顔を生かすメイクの方法を知らない私…。舞台とか自分でメイクをする場合がほとんど。
なので、なんとか自分でメイクを学べる方法はないか…と思い、手に取ったのがこちら。
本当に、本当に!買ってよかったです。メイクが苦手な方はぜひ手に取ってみてください。
俳優創作者のための動作表現類語辞典



演技の引き出しが少なすぎる
自分の演技の引き出しの数は多いほど選べる表現が増えるので、めちゃくちゃ強いです。



でも引き出しってどうやって増やすの…?
読書や映画を見る以外にも操作表現を表す言葉を知っているだけで、演技の幅が広がります。
この本には1763に及ぶさまざまな動作や表情をまとめられています。
言葉で説明されているため、体の感覚としてすぐに吸収するのは難しいところ。
ですが少しずつ向き合うことで、自分の中の「お芝居の動き」の引き出しを増やせます。
感情類語辞典





この感情って、なんていうんだろう
台本読んでたり、現場で作品作りをしていると出てくる「感情」のこと。
ですが感情を言い表せる言葉が見つからないときってありませんか?



わたしは時々あります(小声)
この本はさまざまな感情の言葉を知れるほか、細かな違いや表現方法も紹介。
感情表現の練習のお供に持っておきたい1冊です。
≫ 演技の引き出しを増やす・メイクを学べるおすすめ本3選もどる
論理的な思考力を鍛えるおすすめの書籍2選
俳優に必要な論理的な思考を鍛えるのにおすすめの書籍をご紹介します。
論理的な思考力を鍛えるおすすめ書籍2選
「具体⇔抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問


「「具体⇄抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問 」は、具体と抽象を使った考え方を学べる1冊。
具体は目に見えるもの、あいまいさがない状態。抽象とはカタチがない共通点のこと。
物事を考える時、この具体と抽象を両方使って考えることで、台本読解で場面の整理や、物語で大切なキャラクターの一貫した価値観などの洗い出しに役立ちます。
ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング


「ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」は、メモ書きをフル活用した言語化トレーニングを学べる1冊です。
やり方は、A4の紙に1つのテーマを設定して、1分間思い浮かんだ言葉を書き出すだけ。
これを毎日10回繰り替えして積み上げていくことで、思考力と言語化力が鍛えられるというものです。
撮影現場や稽古場で自分の意見を発信するのが苦手、人に何か伝えるのに時間がかかるという人には本当におすすめの1冊です。
歴代の名俳優たちの俳優論を学べるおすすめ書籍3選
歴代の名俳優たちの俳優論を学べる、おすすめの書籍は以下の3冊です。
歴代の名俳優たちの俳優論を学べるおすすめ書籍3選
すべての道は役者に通ず
橋爪功さんや、江守徹さん、笑福亭鶴瓶さん、佐藤浩一さんに、中井貴一さんなど、名俳優23名のインタビューが一気に読める1冊。
個性派揃いな彼らがどのように俳優の道を選び、何十年もキャリアを重ねる中で、それぞれが大事にしている「演技話」を知れます。
声優道 – 死ぬまで「声」で食う極意


「声優道 死ぬまで「声」で食う極意」は、芸歴30年以上の声優・岩田光央さんが書いた1冊。
長年声優として活動する中で見てきた生き残ってきた声優の特徴や、これからの声優が生き残っていくための心がけを学べる1冊です。
俳優のノート
「俳優のノート」は、俳優山崎 努さんが書かれた本です。
新国立劇場で上演された『リア王』の約半年におよぶ、稽古期間〜本番の中で書きつづった8冊のノートを書籍化したもの。
名優はどのようなことを考え、作品や自身の役に向き合っているのか。
思考のプロセスを知れます。
私が町田啓太さんがおすすめ書籍に挙げていたことがきっかけで読みました。
鈴木亮平さんや多くの俳優さんも読んでいる1冊です。
俳優が演技本を読むときのよくある質問
【誰も教えてくれない】本を安く読むコツ
1冊数千円もする書籍代。できれば、安く抑えたいですよね。
ここでは少しでも本題を安くするためのコツを2つご紹介します。



「図書館を使う」のは王道なので今回は省きます
1. 経費にする
実は書籍代って経費にできること、知っていますか?
お芝居を学ぶための書籍代は、芸能活動(=事業)をする上で技術を磨き演技に繋げるため(=収益を得るため)に必要なお金だと言えます。
本屋さんで支払うお金としては変わりませんが、確定申告後に支払う税金を減らせます。


2. Amazon Kindleを使う


支払うお金と本屋に行く時間を抑えるなら、「Amazon Kindle」は本当におすすめ!
目次で知りたい内容があるかを確認できます。
また電子書籍の読み放題プラン「Kindle Unlimited(読み放題)」を使えば、今回紹介しきれなかった演技に関する本も数多く、読めるのでより知識を深めることもできます。
月額・税込980円(2024年3月現在)は、新品の紙書籍を買うよりもはるかに安い…笑
この機会にぜひ試してみてください。
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まとめ|現役舞台俳優が選ぶ!演技力を上げるおすすめ本20選はこれ
今回は演技基礎から、それぞれにジャンルに特化した書籍まで様々な演技本をご紹介しました。




























本記事が少しでも役に立ったら幸いです。
このブログでは、俳優を目指す私が実際の体験をもとに、やってよかったこと・気をつけた方がいいポイントをお届けしています。
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