【フリーの俳優】個人で仕事を獲得するために必要な資料5つ【現役俳優が解説】

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事務所なしの芸能活動。必ず準備すべき5つ

いきなり事務所に所属するのは不安だから、まずは所属せずに(フリーで)活動したい

これから芸能活動を始めたいけど、何を準備したらいいかわからない

事務所に所属しないフリーランスの芸能活動。

芸能活動をしている人が周りにいない場合、自分で調べて営業していくことが必要です。

ですが、

正直情報が多すぎて、最低限何が必要かわからない…

私も未経験から演劇活動を始めましたが、最初何が必要かわかっていませんでした。

しかも、教えてくれる人ってなかなかいません。

今回は、芸能のツテ・コネなしから、5年以上活動している現役の舞台俳優の私が「フリー(個人)で芸能活動をする時に必要な資料5つ」をお届けします。

この記事をしっかり読んで、憧れの世界へ一歩踏み出してみてください。

この記事を書いた人

まな_アイコン
まな
  • 20作品以上の舞台に出演している現役の舞台俳優(活動歴5年以上)
  • 商業・小劇場の出演経験あり
  • 未経験・会社員から演劇活動を開始

この記事では、俳優・女優のような演技の仕事を獲得するための準備を中心に紹介しています。モデル・広告・芸人など、他のジャンルについては、他にも必要な準備物がある場合があります。

目次

フリーで俳優活動するときに必要なもの5つ

ここではフリーランス(事務所に所属しない人)が俳優活動をする上で必ず必要なアイテムを5つご紹介します。

1. 宣材写真(バストアップ・全身写真)

宣材写真は、キャスティングする人がプロフィール資料を通してあなたの顔や雰囲気を知るものです。

「宣材(せんざい)」とも呼ばれています。

まず最低限必要な宣材写真は以下の2種類です。

  • バストアップ(顔や雰囲気を知るために使われる写真)
  • 全身写真(全身のバランス・体型を知るために使われる写真)

宣材写真の持つ力は大きいため、できるだけプロのカメラマン・メイクの方の力を借りて、クオリティの高い宣材写真を使うようにしましょう。

審査員は大量の資料を見ていくため、1枚当たり数秒しか見られません。

基本情報や出演歴などのテキスト情報を読み込む余裕はないため、宣材写真でしっかり雰囲気や魅力を伝えることが大切です

関連記事:俳優の「プロフィール資料」何が必要?必要な項目4つ&合格率を上げるコツ

プロのカメラマンに依頼する時間がない場合は、身近な人に撮影してもらいましょう。

そのとき、以下のポイントに気をつけてください。

  • 自然光、もしくは自然光に近い蛍光灯の近くで撮影する
  • 背景は白・グレーの場所を選ぶ(背景に物が映らないように気をつけて!)
  • メイクはナチュラルめを意識する
  • 服装はできるだけ、シンプルなものを(白シャツ+黒のパンツがおすすめ)
  • バストアップ・全身の2種類を撮影する

2. プロフィール資料

プロフィール資料は、審査員がどんな要素を持っている人か、どんな経験・経歴があるのかを知る資料です。

必要な情報は以下のとおりです。

  • 氏名(基本は芸名・よみがなを忘れずに)
  • 生年月日+年齢
  • 身長+サイズ(BWHの3サイズ、靴の大きさ)
  • 出身地(方言がある場合は、どの方言かも記載)
  • 趣味
  • 特技(サポートなしで自分でできるもの)
  • 連絡先(電話番号・メールアドレス)
  • 出演歴
  • レッスン歴
  • SNSや個人サイト

個人でプロフィール資料を作成するときは、PowerPointやCanvaといった画像やテキストを自由に配置できるツールを使いましょう。

プロフィール資料の参考例を作ってみました

また実際にオーディションへのエントリーで使うときは、PDF形式で出力した上で相手に送りましょう

関連記事:俳優の「プロフィール資料」何が必要?必要な項目4つ&合格率を上げるコツ

3. 全身サイズ表

全身サイズ表は、全身のサイズや身体面で考慮すべきポイントがないかを記載した資料です。

主に衣装合わせやキャスティングのときに使われています。

衣装を用意するときは全身サイズ表を元に用意されます。

まな

存在を知らず、舞台出演した時に「提出してください」と言われて大慌てしました。事前に作っておくと、急な提出にも対応できます

数直を入力するだけでOKな全身サイズ表のテンプレを作成しましたので、ぜひ活用してください!

4. セルフテープ・デモリール(映像資料)

セルフテープ・デモリール(映像資料)は、どんな演技をするのかを伝える映像資料のこと。

主に過去の出演作の切り抜きや、自分で作成した短いシーンの演技をスマホなどのカメラで撮影して提出する、2つのパターンがあります。

映像資料の種類としては以下の3つがあります。

  • パフォーマンス(実際の演技動画)
  • 出演作品(過去に出演した作品の切り抜き)
  • イメージビデオ(俳優本人のイメージに合わせた映像)

このほかに、応募課題を録画して送る場合もあります。

映像資料を作るときに必要なもの・撮るときのポイントってある?

映像資料を撮影するときに必要なのは以下の3つです。

  • 台本・話す内容
  • スマホ or カメラ
  • 三脚

これだけでOKなのか…!

映像資料を作成するときのポイントは

  • 1分〜3分以内に収める
  • 横向きで撮影をする
  • 背景にものが映り込まないようにする(無地の背景の前で撮影をする)
  • 室内で撮影をする
  • 顔の表情が見えるように、目線の位置にカメラを合わせる
  • 演技パートはカットをしない
  • 字幕などの編集は最低限にする
  • 派手なメイクはしない、シンプルな服装で撮影をする

撮るだけなのに、すごい大変そう…

YouTubeでわかりやすくまとまっている解説動画があったのでぜひ参考にしてください。

この動画がわかりやすかったので、ぜひ参考にしてください。

デモリールの詳しい解説はこちらの動画がわかりやすかったです!

5. ウェブサイトやSNS

ウェブサイトやSNSは、資料には載せきれない活動履歴や、あなたらしさの世界観が表現できるもの

ネットで調べられた時に「あなたがどんな人なのか」を示す名刺代わりにもなります。

特にSNSは集客・ファン作りにもつながるアイテムです。

あなた自身を知ってもらうためにも、SNSアカウントは持っておきましょう。

ウェブサイトは、プロフィール資料に記載している内容を掲載していきましょう。

最近では、無料で作成できるウェブ作成サービスもあります。

またSNSは「自分らしさ」が伝わる内容を日々投稿することが大切です。

フリー(個人)の活動で実績が増えてきたらやってほしいこと

オーディションや現場に出て、実績が増えてきたらやってほしいことが次の3つです。

  1. 宣材写真のバリエーションを増やす(衣装・表情違いなど)
  2. デモリールの種類・設定違いのパターンを増やす
    (シリアス/コメディ/ナレーション付きなど)
  3. プロフィール資料の活動経歴や内容をこまめに更新する

いつでもできるので、気づけば放置してることもしばし…あります。

あらかじめ実績を更新、見直す日を決めておいた方がいいかもしれません。

まとめ|フリー(個人)の芸能活動に必要な5つを揃えて新しい一歩を踏み出そう

私は最初からフリーランスで俳優活動をスタートさせたため、最初は何があればいいか全くわからず本当に不安でした。

でも少しずつ周囲に聞いたり、ネットで調べたり、実践していくうちに、自分なりのやり方が見えてきました。

全部完璧にしなくても大丈夫です。まずはできるものを1つ選んで行動してみてください。

あなたの「表現したい」という気持ちが、誰かに届く未来を応援しています。

この記事が参考になれば嬉しいです!

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